寿命がくれば交換時期といえますが、バッテリーの性能やメンテナンス、運転の仕方でも大きく違ってくるのが寿命です。
バッテリーにとって過酷な条件では早く寿命が来ます。 たまにしか乗らない、乗っても近距離が多い、夜しか乗らない、渋滞が多い、電装品を多く装備している、などに心当たりがあればバッテリーの寿命は短いといえます。
さらに、室内灯の消し忘れなどでバッテリー上がりを一度でもさせてしまうと交換時期は、早くなってしまいます。
普段のメンテナンス、整備点検がバッテリー上がりを防止するには最善と思います。 液量はもちろん、テスターで電圧の測定や比重計での検査をします。
特に、液量の検査と補充や比重計での測定は難しくないので補充液と比重計は用意しておきましょう。
これらをしようして、比重が下がってきている(ウキに目盛りと色で基準が書いてあります)ときや電圧が低いなら、充電をしたり、少し長距離を走ってみてそれでも、比重が戻らなかったり、電圧が新品のバッテリーは12.5V〜13V未満で、10.5Vで完全放電を目安に改善が見られない場合には、そろそろバッテリーの交換時期と考えたほうが良いでしょう。
自動車のバッテリーのサイズや規格は数字で表されていて、日産ノートのように55B24Lなら55は性能ランク(大きいほど高性能)でBは短側面のサイズ(幅と高さ)が規格によりアルファベットで決められています。
24は、超側面の長さが24センチ、Lはプラスとマイナス端子の位置を表します。 バッテリー端子は、長側面のどちらかによっていて、寄っている側を前にして左にマイナスがあればLで左がプラスならばRとなります。
自動車のバッテリーの交換方法は、以前ならショートにさえ気をつければ簡単に交換ができました。 しかし、電子部品の多い最近の自動車はちょっとしてコツが必要です。
自動車のエンジン制御に使うコンピューターのメモリやカーナビの設定、メモリなど自動車を使用していないときにも電流を流して記憶しています。
これらが暗電流と呼ばれるもので、自然放電とともにわずかですが電気を消耗させています。
バッテリーを不用意にはずしてしまうとこれらのメモリが消えてリセットされてしまうので再設定や自動設定されるまでアイドリングの不安定や燃費の悪化など不便が生じる場合があるのです。
自動車バッテリーの交換方法には、これらを注意するわけですが最近ではメモリ保護専用の安価な乾電池使用のメモリーバックアップ製品も販売されています。
自動車バッテリーのリフレッシュは、高価なバッテリーを積んでいれば試したいものでしょう。 劣化する原因の多くは、サルフェーションの発生にあるといえます。
サルフェーションとは、バッテリーの放電時に発生して電気を通さない性質でバッテリーの性能を劣化させていきます。
このサルフェーションを減らすことができれば、電気の流れが良くなり自動車バッテリーがリフレッシュされるというわけです。リフレッシュだけでなく、性能維持や寿命にも効果が期待できます。
取り付けも簡単で、ナノパルサーやパワーパルス等の商品があります。
エコカーブームですが、省燃費車専用バッテリーとステッカーが張られた製品が搭載されているはずです。 これは、充電制御システム搭載車に標準のバッテリーで通常のものとは少々違っているのです。
エコカーに多い充電制御システムとは、簡単に説明すると通常は自動車の充電器であるオルタネーターは常時作動していて、バッテリーと自動車に電気を供給しています。メリットはバッテリーへの負荷が少ない、デメリットはオルタネーター作動の力が必要で燃費も悪化します。
充電制御システム搭載車は、バッテリーが満タンのときはオルタネーターを動かさないで、バッテリーの電気を使用します。バッテリーが減ってきたら充電を開始する仕組みです。
メリットは、オルタネーター停止時はエンジン負荷が減り燃費向上、デメリットは放電と充電を繰り返すのでバッテリーに負荷がかかり寿命に影響しやすいことでしょう。
このようにエコカーのバッテリーには、繰り返しの充電や放電に良い省燃費車専用バッテリーがおすすめです。
自動車バッテリーのおすすめは、パナソニックのカオス(CAOS)ですね。口コミでも評価も高く手軽な値段ではないですが、信頼性でおすすめのバッテリーです。
さらにパナソニックのカオスには、寿命や交換時期を教えれくれる寿命判定ユニットのセットがおすすめです。
これさえあれば、パナソニックのバッテリー専用品ということで新品交換時に取り付ける必要がありますがバッテリー上がりの不安やメンテナンスも楽になります。