においの原因菌はいくつかあるのですが、モラクセラ菌という菌が厄介です。
モラクセラ菌が臭いというわけではなくてこの菌が餌を食べて出す糞がとても臭いのだそうです。 つまり部屋干しのにおいの原因は菌の糞?ということらしいです。
モラクセラ菌はえさとなる皮脂や水で繁殖し臭い糞(分解物)を出すといいます。
他の臭い菌は衣類が乾燥すると24時間後にはほとんどなくなるのですが、モラクセラ菌はなかなか減らずにその状態で着用した衣類で汗をかいたりすると臭うということになるのです。
特に梅雨の時期など乾燥に時間がかかると菌が増え糞の量も多くなり強烈な臭いが発生するのです。
そこで、臭い菌に負けない梅雨の部屋干しの方法です。
部屋干しのコツは、洗濯物を洗う前から必要です。 ランドリーボックスは通気性の良いものを選びプラスチック製などの掃除がしやすいものが良いと言います。
洗濯機に放り込んで置いておくのは、風通しも悪く湿気もたまり菌が繁殖するのでやめましょう。 特ににおいの素になる水分を多く含む体を拭いたタオルなどは、別にしてぶら下げるなど水分が飛ぶように工夫するのがおすすめです。
どうせ洗うのだからと、ほうって置くと菌が繁殖して洗っても臭うばかりか他の衣類にも伝染してしまいます。
臭わない部屋干しには、いくつかの裏技とも言えるコツがありますが、肝心の洗濯機が汚れていては洗濯物もきれいにはなりません。
洗濯機をきれいにする方法は、約50度くらいのお湯に塩素系漂白剤(ブリーチ)を1割混ぜたものを入れて少し回した後1時間くらい放置します。温度が高いほど効果も期待できますが熱すぎると機械にも支障をきたす場合があるので程々が良いようです。
部屋干しで乾かないと臭いが出やすく困りますね。
洗濯物を干す場所や干し方も重要です。 太陽の下、外で干せれば理想ですがそうも行かないので部屋干しの上手な方法をご紹介します。
洗濯物を干す場所でお勧めなのがお風呂場なのだそうです。 お風呂場と聞くと湿気が多くて洗濯物も乾きそうにないと思いがちですが、換気扇がついているし部屋事態も狭いのですぐに湿気が逃げて洗濯物が早く乾くのです。
部屋干しが乾かないとお嘆きの方は一度試してみる事をおすすめいたします。 このとき重要なのが換気扇を回して窓やドアは閉めることです。
もし、洗濯物を部屋干ししてにおいがしてしまった場合の裏技です。 浸けおき洗いで匂いを消しますが、お湯を使用しましょう。
温度は40度から50度くらいで菌の多くは殺菌されますし、熱過ぎると衣類の傷みや洗濯機の故障の原因になるのでご注意ください。
洗剤にも注意が必要です。 洗浄力や漂白力は粉末のほうが液体よりも優秀なのだそうです。
バケツなどに用意したお湯10Lに粉洗剤1杯と粉の酸素系漂白剤1杯を混ぜて、臭いのついた衣類を20分ほどつけおき洗いします。
これで、菌の繁殖も抑えられて臭いもなくなるはずですので、正しい方法で臭いのない部屋干しをしましょう。