噛み合わせが悪いと聴力の低下や頭痛に肩こり、腰痛やめまい、難治性歯周病などさまざまな症状の誘引になると言われています。
歯のかみ合わせの治療で頭痛や肩こりが改善される人が多いという事実があります。
噛み合わせが悪いとそれが体の歪みとなって現れると言います。では、なぜ噛み合わせが頭痛や肩こりの原因になるのでしょう。
虫歯が有ったり、偏った噛み癖があると特定の歯を避け同じ歯ばかり使う、つまり特定の歯を使わないと言う事で噛むバランスが崩れてきます。
例えば、歯の左側ばかりで物を噛むと左の歯が磨り減ることにより顔が左に傾いてしまいます。 そうなると体の右側の筋肉が緊張して、この筋肉の緊張のバランスが崩れることで肩こりや頭痛が起こるのだそうです。
正しい噛み合わせができていなくて起き易い症状は、一番に頭痛で次に肩こり、更には聴力低下を招くことがあるそうです。
正しい噛み合わせが出来ていないことが原因で腰痛が起こることがあります。
その理由は、例えば左の歯ばかりで物をかんでいるとその歯が減って左に顔が傾くと、反対側の右肩が緊張し、今度はそのバランスを取るために体は腰から右に傾きます。この歪みが腰痛の原因になるそうです。
さらにバランスを取ろうと今度は右の脚が開き、右膝の傷みを誘発します。
そのほか、手足の痺れやめまい、不眠に耳鳴り、便秘などの原因にもなる事があると言われています。
歯並びと噛み合わせを気にする人がいますが、実は両者には関係はないそうで、重要なのは片側だけで物を噛んだり虫歯や抜けたままの歯、歯周病、柔らかい物ばかり食べているとか食いしばる癖がある人が要注意なのです。
噛み合わせと聴力は、一見何の関係もないように思えます。 しかし、噛み合わせが悪いと聴力にも影響するのです。
左側の歯ばかりで物を噛んでいると、左側の血流が増えて左耳の鼓膜が張ることで聴力が低下すると言います。
ひどくなると、難聴や耳鳴りやめまいに発展する事もあるそうです。 予防や改善策としては左右均等に物を噛むことだそうです。
そうする事によって鼓膜は元に戻ると言います。
理論としては解明していないのですが、低い音が聞こえにくい場合は奥ばかりで物を噛んでいることが多く、高い音が聞こえにくいのは前歯で物を噛んでいる場合が多いのだそうです。
正しい噛み合わせができないと頭痛や肩こりの原因になることがあります。
噛み合わせと肩こりの関係を調べると、正面を向いて首を右や左にひねってみて、廻る限度に差があれば噛みあわせが悪い場合があります。
奥歯で噛む癖のある人に前歯で何回か物を噛ませると肩こりが消える場合があります。 これは、今まで後ろで噛む癖のある人は頭が後ろに反っているのが前歯でかむことにより頭の位置が前に来て、肩こりの姿勢が改善されるのだそうです。
つまり普段使わない歯で物をかむことで頭の位置が補正され正常な位置に戻り肩の緊張が解けて肩こりがなくなるという事だそうです。
一時的ではありますが、意識して正しい噛み合わせを続けることにより徐々に改善されていくと言います。
自宅で簡単に出来る噛み合わせや噛み癖のチェック方法です。
少し硬くて小さい食べ物ものを口にいれ、意識しないで最初に噛んだ場所が利きあごとなります。 普段から噛む側を意識しているとわかると思います。
利きあごがわかったら次に、利きあごと反対側に少し厚く丸めたテッシュやコットンを入れて10回ほど噛んでみます。それで、肩こりの症状が改善する場合も多いと言います。
注意するのは、噛み過ぎると今度はそこに偏った噛み方の症状が出てしまうと言うことです。 つまり重要なのはバランスで、噛む強さもガムをかむ強さをイメージすると良いそうです。
他にも、歯がなければ歯を入れたり高さを調整したりしてバランスを整えることも重要です。
ある調査では正しい噛み合わせをすることで多くの人が肩こりや頭痛、腰痛が改善されたと言いますから噛みあわせを無視しておくことは出来ません。
不思議なことに治り難い歯周病が改善されることもあるそうです。 バランス良く噛む事は血液の流れを正常化していることになり、ひいては栄養や酸素などがきちんと送られ悪いところが治癒してくると言うことのようです。
正常な人の多くは左で噛む癖があると言われています。
コレは多くの人が右で箸を持つので食べ物は自然と口の左側に入り易くなるためだそうです。 意識して改善しましょう。
正しい噛み合わせが出来ているか、悩んでいる症状が噛み合せから来るものなのか気になる人は噛み合わせ治療で聴力検査もしているところで相談するのがお勧めです。