骨密度を上げるには

骨密度を上げるにはどうすればよいか、その方法を説明します。検査で正常値よりも低いなど運動や食事で改善をしたい人は多いと思います。しかし、骨の強度はコラーゲンも重要なのです。密度が高くても骨折しやすい人がいるのはコラーゲンに問題があるのかも知れません。

骨密度とコラーゲンで強い骨

強い骨は、骨密度を上げるだけではありません。 良質なコラーゲンも重要です。

骨密度を上げるにはどうすれば良いかを考えると同時に良質なコラーゲンの摂取にも努めましょう。

密度が高いにもかかわらず、骨折する人がいます。 生活習慣病の中でも糖尿病の人が要注意です。

コラーゲンの質が悪いといわゆる骨がさびると言う状態になり、コラーゲンがさびた骨は色も薄茶色になりさびた色になります。

いくら骨密度が高くてもさびたコラーゲンではしなやかな骨にはならず折れやすいと言うことです。

骨密度の検査

検査は通常は踵で測ります。 自治体の検診などでも比較的安価で受けることが出来ます。

自分の骨密度を知り、正常値の範囲中か調べることも必要です。 コラーゲンの質は今のところ計ることはできませんが、骨密度の検査は容易にできます。

気になる人は検査を受けて自分の状態を知っておくことも必要ですね。

骨密度の改善

骨密度の改善には運動と食事が重要です。 どちらも改善や維持にはなくてはならないことですね。

体の中の骨は1年で約30%が生まれ変わっていると言います。 その際、刺激を与えるということが大切で運動は良い刺激になります。

骨密度を上げるには重力をかける運動がよいそうです。

骨密度の改善や維持する食事を考えると重要な栄養素としてカルシウムやビタミンD、ビタミンKがあります。 カルシウムだけでは効果も薄いので、これらを上手に摂取して効率よく改善したいものです。

骨密度と運動

密度を上げる運動には、簡単にできるものもあるので2つご紹介します。

一つ目は、椅子や壁につかまり片足立ちになりそのまま踵を上下させるのだそうです。 こうすることで骨に体重がかかりよい刺激となって丈夫な骨が出来るのだそうです。

2つ目の運動は椅子に浅く座り、下ろした腕をひじから90度前にまげた状態で両肘を後ろに引っ張る、このとき肩甲骨がくぼみ胸が張るように背筋を伸ばすとよいそうです。

このように骨密度を上げる運動には重力・負荷が重要です。

ちなみに、無常力状態で長く暮らす宇宙飛行士などは、カルシウムなどしっかり取っても負荷運動や専用の薬を使用しなければ骨が弱くなってしまうそうです。

骨密度と食事

カルシウムはもともと吸収率が悪く、ビタミンDを採る事で消化管での吸収を助け、ビタミンKはカルシウムを骨に沈着させる働きがあるといわれています。

つまり骨密度を上げる食事をするならば、元になるカルシウムとそれを吸収しやすくするビタミンDと吸収したカルシウムを骨にするビタミンKが必要なわけですね。

丈夫な骨を作るためにはコラーゲンも重要です。 コラーゲンの質をあげる栄養素としては、ビタミンB群が必要でコラーゲンがさびるのを防ぐ効果があります。

特に貝類のビタミンB12やレバーのビタミンB12・ビタミンB6にその効果が認められているのです。 この要に骨密度を上げる食事=強い骨を作る食事と考えますとカルシウムにビタミンDKB群を同時に取ればよいことになります。

さらにお酢を加えることで効果が倍増するのだそうです。 お酢は、食材のカルシウムを引き出してさらに吸収も高めてくれると言う効果があるのです。

そこで、お勧めなのが骨付き鶏肉400gや干しシイタケ4枚、殻付アサリ250gにマイタケ1パックと豆腐1丁やチンゲンサイ2株、ねぎ1本を入れた鍋料理です。シイタケは干ししいたけがビタミンDが増えるのでおすすめです。

肉と水で戻したシイタケを戻し汁ごと入れて水5カップに鶏がらスープの元にお酢を大さじ1杯、強火で沸騰したら今度は約30分と長めに弱火で煮るのがカルシウムを煮出すコツですね。

ここにさらにお酢大さじ1杯やしょうゆで味を調えて残りの具材を入れて火が通れば出来上がりです。 スープには栄養が溶け出しているので、残さずいただくのが良いそうです。