糖化とは

糖化とは老化を急速に促進させてしまう危険因子の一つなのです。糖化による老化防止の食べ物や肌にも影響する糖化の予防のご紹介です。老化イコール糖化と考えても良さそうです。

糖化とAGE

体や肌の糖化には、AGEと言う物質が深くかかわっています。

AGEは体の中にある余分な糖がたんぱく質と結びついてできる物質でAGEが体にたくさんたまると体の中が糖化と言う状態になり老化が促進されるのです。

このAGEが体にどのくらいあるかによって老化を引き起こす糖化がどのくらい進んでいるかわかるのだそうです。

たんぱく質と糖が結びつくと言うことは、お肌の弾力などに大きな関係のあるコラーゲンもたんぱく質です。

つまり、コラーゲンタンパクを糖につけておくと茶色に変色するそうです。この茶色の部分がAGEのできた部分で、弾力のあるコラーゲンがAGEにより弾力を失い硬化してしまうのです。

つまり、コラーゲンが糖化してしまうのですね。

肌の糖化

女性には特に気になることでしょう。

肌の弾力もコラーゲンタンパクによるところが大きいので、コラーゲンが糖化すると弾力も失われていきます。

実際のお肌も年月を経て糖化が進むと肌の内部が茶色になり、その部分はAGEができて老化してしまいます。

骨も強度が低下して弱くなると言うことが判っています。 肌や骨のようにAGEはその人の弱い部分にくっつくと言われ、血管の弱い人には血管にたまり老化を促進させるのです。

困ったことにAGEは一度出来ると減ることはなくて、年齢と共に増えていくのだそうです。

AGEの量を調べる

肌にどのくらいAGEがたまっているか調べることが出来るそうです。 肌の糖化は、AGEのたまり具合で判断できるのです。

光を出してその度合いを測定できるAGEリーダーと言う機械があります。 肌年齢には、見た目の年齢と中身の年齢があると言い、AGEリーダーで糖化年齢を調べることで中の肌年齢が判るそうです。

生活習慣がきちんと出来ていると実年齢より若い糖化年齢が測定されると言います。 反対に生活習慣に乱れがあると肌の糖化年齢が実年齢よりも大きくなると言います。

糖化防止

防止にはAGEの増加を防ぐことが必要で、その方法は簡単です。 糖化防止に効果的な方法とは食事の仕方を工夫するのだそうです。

やり方は簡単で、食事をバランス良く取ることは当然として、野菜物から先に食べていくと予防に有効なのです。

同じ食品を摂取するとして血糖値の上がり方をみるとご飯から先に食べた方が野菜から先に食べた方よりも血糖値の上がりが急激で高いと言うことがわかっています。

急激な糖分の上昇は余分な糖分が作られ老化物質のAGEが出来てしまう事になります。 ですから糖分の少ない野菜から食べるのが良いとされています。

糖化を防ぐブレープフルーツ

糖化防止にグレープフルーツが良いそうです。グレープフルーツには糖化を抑制する作用があることが判明したといいます。

実験でも糖質とグレープフルーツを用意し食べる順序でかなり血糖値の上がり方も血糖値の高さも違うと言う結果が出ています。

グレープフルーツの中の繊維やビタミン類が血糖の上昇を抑えるのではないかと言われています。

このように糖化を防止するには、食事の順番を変えるのが良いようですね。 食べる順番を変えるだけで糖化を防止できるのならすぐにでも出来そうです。

糖化防止に効果のあるものにお茶があります。 カモミールやどくだみ茶や甜茶に抑制作用があるのではと研究が進んでいます。

糖化を防止して老化を防ぎましょう。