富士山の登山の服装や準備

富士山登山の服装は夏といえども軽装とはいきません。登山初心者なら富士山登山の服装や持ち物など用意するものや準備しておくと便利なものと豆知識をご紹介します。

富士山登山の服装の基本

富士山登山の服装というと初心者には何を着ていくのが良いのか迷うところでしょう。 標高も高く、裏山にハイキングというわけには行きませんので富士山登山の服装や装備にはそれなりのものが必要です。

何せ富士山の気温は山麓と山頂では20度近く違いますから山頂は真夏といえども防寒対策は必要です。 これから登山用具をそろえるのなら、富士山登山の服装としてだけでなくキャンプやアウトドアなどにも使用できるものを選びましょう

富士山登山の服装の基本は防寒性能です。 荷物はできるだけ少なく軽くというのが原則ですから、かさばらず防寒はもちろん防水・透湿・防風に優れたものがおすすめです。

インナーウエアは、朝晩の冷え込みに備えて半袖だけでなく長袖も用意しましょう。 素材は、登山には汗をかく事が多いので、速乾性のものや着替えの準備もあると便利です。

富士山の登山の服装に限らず山登りにレインウエアは必携です。 防風や防寒にもよいので必ず用意しましょう。

パンツは、足を上げるのに妨げにならないゆとりと汗をかいてもすぐに乾く速乾性の素材を選びましょう。 タイツも足の筋肉をサポートして疲労を軽減してくれるものが良いと思います。

スパッツもあると便利です。 砂ホコリや雨の進入を防止して、寒いときには保温効果も期待できます。

服装ではないですが、グローブ(手袋)も必要です。 防寒はもちろん、けがの予防にもなるので素手で登山などしないようにしましょう。

シューズは登山用のトレッキングシューズが初心者でも必要です。 靴下もトレッキング用の靴下が長時間の登山でもまめができにくいので便利です。

紫外線対策として帽子も必要です。標高の高い山の日差しは非常に強く、全天候対応型のトレッキングハットがあれば、登山から街中まで使用できるのでおすすめです。

富士山登山の持ち物

富士山の登山での持ち物というとまずリュックサックですね。 防寒着などしまえる位の容量のある30から40リットル位のものが初心者にもおすすめです。

長い時間リュックを背負っての登山ですから、背中にクッションがついていて腰のベルトなどで体に固定できるタイプが、安全で疲労も少なくおすすめです。

サブポケットなどあると便利ですし、手袋をしたままでもできるチャックの開閉のしやすさもポイントです。 できれば、急な雨に備えてレインカバー付きを選びましょう。

ストックも富士山登山の持ち物として用意しておきましょう。 登山時のストックは、足腰の負担を軽減してくれます。

登りよりも下山するときに膝へかかる負担をやわらげてくれるので便利です。 体力に自信のない登山初心者には2本使用するのがおすすめで、小さくなるタイプが場所をとりません。

ヘッドライトも暗いときには必要です。 頭に装着するタイプは両手の自由が聞くのでおすすめです。

登山に重い水などは山小屋で購入もできるので計算に入れておくのも良いと思います。 折りたたみ式の水筒も便利です。

そのほかの富士山登山の持ち物として、タオルや軽食(飴チョコ、カロリーメイト・ソイジョイやゼリー飲料などの栄養補給食品)、水に溶ける水溶性のティッシュに日焼け止め・常備薬、携帯電話(スマートフォン)や現金は言うまでもありません。

そして忘れてならない富士登山の持ち物が、ゴミ袋です。 ゴミはすべて持ち帰るのが原則です。

世界遺産の登録がゴミのためにNGだったのは有名です。登山の基本は、何も残さない何も持ち帰らないということです。 石1つ持ち帰ることもいけません。境遺産に登録された富士山では違法行為となってしまいます。 使い道もいろいろあるので、ゴミ袋は持参しましょう。

ウエットティッシュやサングラス(紫外線帽子)、ガムテープ(万一の補修用)、高度計などがついている時計もあると便利です。

富士山登山や観光などの豆知識

富士山登山は馬で?

さすがに頂上までは無理ですが、河口湖口・吉田口登山道のルートからは5合目から7合目までなら馬での登山が可能です。

せっかくの富士山ですから、記念に絵葉書を投函するのもおすすめです。 富士スバルライン5合目にある郵便局では富士山のスタンプが押されますし、はが木という木製のはがきも人気です。

富士山登山ということなら期間限定ですが山頂の郵便局からの投函も思い出となるでしょう。

スバルライン5合目といえば、五合園レストラン内のあまの屋のメロンパンが人気です。 焼きたてのメロンパンはお土産用も販売されています。

さらに富士山といえば有数のパワースポット、霊験あらたかな浅間神社は結婚式をあげることもできるのです。

あと、富士山の登山にはトイレも心配です。 富士山のトイレはバイオトイレといって中にティッシュを捨てないなど決まりがあるので注意しましょう。 使用するにはチップが必要ですから小銭を用意しておきましょう。

もし登山中に具合が悪くなってしまったら、救護所があります。 地元の病院の医師が在駐しているので安心です。

高山病は、気圧の変化で起こります。 頭痛や吐き気など高山病の症状が現れたら、水分や酸素を補給しながらゆっくりと高度に体を慣れさせながら登りましょう。

もちろん症状が強いなら引き返すことも必要です。楽しく安全に富士山の登山を楽しみましょう。