水虫の治し方

水虫の治し方を探している人は多いでしょう。一度感染すると完治は難しいとか治らないと悩む前に正しい知識を身に付けて治療や予防をしたいものですね。かゆみが特徴でもありますが進行するとかゆくない場合もあるので注意が必要です。

水虫とは

水虫とは、白癬菌による感染症ということを知っている人は多いと思います。 症状の出る季節もじめじめした梅雨から高温多湿の7月といわれています。

正式名は、足白癬と言いカビの一種である白癬菌が足の裏・縁・足の指の間の皮膚に感染し繁殖することで起こる感染症です。

ケラチンという言葉を聞いたことがありますでしょうか。 たんぱく質の一種で皮膚の角質層の元になっていて足の裏などに厚くあります。

白癬菌は、この角質層や垢に含まれるケラチンをえさとして繁殖し強いかゆみなど色々な水虫の症状を引き起こすのです。

白癬菌による症状は水虫だけでなく、部位によりいんきんたむし、たむし、しらくも、爪白癬などと呼ばれています。

水虫がかゆくない

水虫がかゆくない?水虫はかゆみが特徴と思いがちですがかゆくない場合もあるので注意が必要です。

水虫は3つのタイプに分けることが出来、一つ目は足の指の間に出来るもの趾間型と言い指の間の皮膚がぽろぽろとむけてきたり、ふやけて白く厚くなり進行が進むとひび割れたり周りの皮膚がめくれてきます。

2つ目は、小水疱型で足の裏に2ミリから3ミリほどの水泡が出来、全体に広がることは無いですが出来始めはかゆく、掻くとかゆみが増すのが特徴です。10ミリくらいになることもあります。

3つ目は、角質増殖型で足の裏の角質が厚く硬くなりひび割れたり白い線が出来ます。 足の裏全体や一部分に症状が見られます。

何れも水虫の症状・特徴ですが、最初の感染は趾間型から始まって小水疱型から角質増殖型に移行することが多いようです。

水虫の症状が長く続くと爪の中に白癬菌が進入して爪白癬といわれる症状を起こします。 水虫のタイプを爪白癬も入れて4つとすることもあるようです。

爪白癬になると爪が白く濁ってもろくなり、爪の下の角質層も厚くなります。

この爪白癬と角質増殖型はかゆくないので、かゆみのある小水疱型などから移行すると今までと違い水虫がかゆくないので、直ったと勘違いする人も多いのです。

水虫が治らない

水虫がなかなか治らないと悩んでいる人の多くは、再発させてしまうのかもしれません。 水虫が完治しないことは無く、きちんとした治療と治し方を続けていれば直らないことはないと言います。

治し方は症状が治まってからの注意が必要で、かゆくない水虫のように治ったと勘違いして薬の使用を止めてしまうと再発してしまいなかなか治らないと感じてしまうのです。

季節が変わって涼しくなってくると症状も弱くなるので完治したと勘違いすることも多いようです。

水虫の治療薬は処方薬でも市販薬でも2週間続ければかゆみなどの症状はなくなると言います。 しかし、水虫は完治していません。

水虫が治らない人は、ココで止めてしまうからですね。治し方の最重要ポイントです。

完治は、その後最低でも2ヶ月間は同様に治療を続けることが大切です。 皮膚の奥深くに進入した白癬菌を退治して水虫を完治するにはこのくらいの期間は薬を塗布する必要があるのです。

水虫が治らないとお悩みの方は、自分の治し方を良く考えてみてください。

実際、秋に水虫が再発したという声を多く聞きますが、実は6月や7月に感染して薬を塗布し続け、涼しくなると症状も和らぐので、完治したと思い込みクスリの塗布をやめた結果、水虫の原因である白癬菌が再び繁殖を始めたというパターンが多いのだそうです。

水虫の完治には根気が必要ですね。

水虫の感染

水虫の感染は人から感染する場合が多いので、裸足で歩き廻るプールや温泉などは気をつけたい場所です。

感染者が家族にいれば家の中、浴室など要注意ですね。 サンダルなどの共有も感染の原因になります。

しかし、たとえ白癬菌が足についてもすぐに水虫に感染とはなりません。 高温多湿などの環境が揃わないと白癬菌は繁殖できないのです。

靴下やストッキングなどはこまめに脱ぐようにして、靴も蒸れにくいものやはいている時間を減らすなどして高温多湿を作らないようにします。

水虫の感染を防ぐには清潔も重要で、足の指の間など意識して良く洗い十分い乾燥させることが大切です。

一度感染した後の再発の防止ならば水虫が完治した後も週一ペースで薬を塗布すれば再感染が予防できます。